小樽学習支援センターができるまで

日本航空高校通信制課程のサポート校として小樽学習支援センターがスタートしてから一年以上がたちました。ただ、まだまだ知名度も低く、当センターの存在を知らないという人も少なくないようです。そこで、小樽学習支援センターができるまでの経緯や、当センターの特徴・魅力などをご紹介させていただきたいと思います。 

 

小樽に最高の教育環境を!

小樽学習支援センターは、小樽の個別指導塾『学習塾アンフィニ』が運営する日本航空高校(通信制課程)のサポート校です。

 

学習塾アンフィニが小樽市に開業したのは2010年7月のこと。

2016年現在で、約6年が経過しました。

私共は、開業当初から『小樽市に最高の教育環境を!』というスローガンを掲げ、学習塾アンフィニを運営してきました。

 

学習塾アンフィニが対象とする生徒は、小学生から中学・高校生。

そして、ここが普通の塾とはちょっと違うのですが、主婦の方や仕事をされている社会人の方も、全体の3分の1近い人数在籍しています。

社会人の方々の多くは、医師会看護学校や医療系の専門学校を目指していて、お母様と高校生のお子様が同時期に在籍しているという親子受講の場合もあるんですよ!

 

一人一人のニーズに応えたい!

学習塾アンフィニの特徴は、講師1名につき生徒は最大4名までの定員制個別指導ということ。

また、学生アルバイト講師も採用しておりません。

現在、塾長の私と講師の2人で全ての講義を担当しています。

そのため、受け入れ可能な人数に限りがあり、決して大きな塾とは言えません。

 しかし、だからこそ一人一人のニーズに合ったきめ細やかな指導が可能になっています。

 

前述したように、社会人の方が多数在籍しているというのも一人一人にマッチした指導を目指した結果です。

「働きながら受験を目指したい」

「まだ子育て中で子供が小さい」

という方から、「このような状況でも受験対策指導をしてもらえないだろうか」とお問合せを受け、3年前に設立したのが看護コース。開講直後から多くの社会人の方にお問合せ・ご受講いただき、現在最も人気のあるコースになっています。2016年1月の受験で、看護コースからの合格者は二桁となり、一期生はすでに看護師として活躍中!当塾が夢を叶えるためのステップアップの場となっています。

 

さらに、「学校や一斉指導の塾では授業についていけない」という中高生の受講が多いのも特徴です。小樽市内には個別指導塾が多く、一斉指導の塾も複数ありますが入塾基準がある塾も少なくありません。この入塾基準というのは、五教科がオール3程度という目安なのですが、本当に塾を必要としているのは、「頑張っているのにできない」「平均点がとれない」という生徒。

当塾も最初は大学受験や進学校を目指す生徒が多かったのですが、塾基準を設けていないこともあり、現在は駆け込み寺のような一面も併せ持つようになっています。

 

その他にも、「自分のペースでワンランク上の勉強したい」という生徒もやはりいます。

すごく優秀で学校の授業に物足りなさを感じ、入塾してくる生徒には志望校に合わせたレベルの講義を実施しています。開業してからの6年間で、北大・商大、道外の国立大学への進学者や道内外の私立大学への合格者も多数輩出しております。

 

このように、当塾を選ばれる方は、入塾の目的や在籍校、年齢までも様々です。

開業当初は少人数制クラス講義としてスタートしましたが、多種多様なニーズに応える中で、コースを増やしたり柔軟に講義スタイルを変化させた結果、現在の定員制個別指導のたどりつきました。

 

学習塾アンフィニとしての活動の中で…

学習塾アンフィニを運営してきたこの6年間は、毎日が試行錯誤の連続でした。そして、今なお、「よりよい学習環境の提供を!」という信念のもと、創意工夫を行っています。

そんな6年間の学習塾アンフィニとしての活動の中で出会ったのが、全日制高校を何らかの理由で中退した学生です。

 

中退と言うとあまり印象は良くないので不本意なのですが、彼(彼女)達が学校を辞めるという決断をする理由は一様ではありません。

 

「人間関係が上手くいかなかった」という子。

「進学校へ通ったが勉強についていけずにストレスが重なり、体調を崩した」という子。

「中学校時代に不登校を経験し、内申ランクが足りずに思うような高校に進学できなかった」

という子もいました。

 

当塾は個別指導なので、このような全日制高校を中退した子からの問い合わせも多く、その都度、各々の事情や目標に合わせて対応してきました。

 

全日制高校を中退した子のほとんどは、札幌の通信制高校へ通いつつ、大学や専門学校への進学を目指していました。

学習塾アンフィニでは、社会人さんや浪人生も受講できる大学や専門学校を目指すコースを設けていますから、そのような講座を受講していただき、サポートしてきました。

また、「通信制高校の課題(レポート)や定期試験対策で分からない部分を教えてほしい」というお問い合わせも多く、その場合は課題やテキストを持参してもらい個別に指導し対応していました。

 

否めない効率の悪さ…

このように、札幌圏の通信制高校へ通う子のサポートをしている中で直面するのが、効率の悪さです。

 

小樽の子が札幌の通信制高校へ通学するには、交通費の面はもちろん、時間的にも決して効率的とは言えません。もちろん、小樽市内にも通信制高校は存在しますが、全日制高校と同じ校舎の場合も多く「同級生に会いたくない」という理由で、札幌の通信制高校へ通う子が多いのが実情です。

 

しかし、札幌への通学は、高校を一度中退した子にとっては簡単なことではありません。

人混みが苦手で、電車に乗る前に帰ってきてしまう子や、途中で体調が悪くなり戻ってきてしまうというケースも良く耳にします。

対人関係が上手くいかずに中退した子は、自信を喪失している場合も少なくなく、人目がどうしても気になってしまい、過剰なストレスを抱えてしまうのです。

 

また、進学を目指すという点に関しても、札幌の通信制高校へ通学するのは効率が良くありません。

通信制高校でのスクーリングは、入試対策というよりもレポートの作成など自宅でも可能な場合がほとんどで、進学を目指す子にとっては物足りなさを感じる授業です。

さらに、授業の内容に関しても、志望校の入試対策として直結してるものではなく、「高校卒業の資格が必要だから」という理由で通学しているに過ぎないのです。

 

スクーリング=目標達成のためのレベルUPの場

通信制高校でのスクーリングが、進学へ直結するような場所となっていないという問題に複数の問合せで気づいた私は、「何とかこの状況を打開できないものか」と思案していました。

 

もし、塾での本格的な入試対策講義がスクーリングの回数としてカウントされるなら、高校卒業の資格取得を目指しつつ、志望校合格という目標に向かって進んでいくことができます。

さらに、小樽や余市、倶知安などの後志管内の生徒が、経済的にも精神的にも無理をして札幌までスクーリングへ通う必要もなくなります。

 

しかし、学習塾での講義がスクーリングとして認定されるためには、どこかの通信制高校にサポート校として認定される必要があり、なかなかハードルが高いものでした。

 

そんな時、一本の電話がかかってきたのです!

 

つづく

最後までお読みいただきありがとうございます。

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